• テキストサイズ

OH CHERRY!─山コンビ─

第4章 in ボード(白鳥じゃないよ)






智「……暗くなってきたね」


相変わらず俺の腕の中に収まったまま、智くんが呟いた

智くんの言う通り、太陽が沈みかけて、辺りは薄暗くなって来ていた


翔「…そうだね…そろそろ戻ろうか?」

智「……ホテル、行くんでしょ?」


智くんの細い腕が、俺の首に絡まる


翔「え?…あ、あぁ、でも…ま、まだディナーの時間には早いかな///」

智「…部屋、取ってあるんだよね?…チェックインって、もう出来るの?」


色っぽく傾けられた智くんの首筋から、得も言われぬ色香が漂っている


翔「う、うん、まあ……出来るけど////」

智「…じゃあ、部屋に行こう…可哀想な者同士…

…傷を舐め合うのも、ありでしょう?」


有り得ないほどの色気を振り撒いて…


翔「………本当に、良いの?………俺なんかの相手なんて………」

智「ふふ………良いの………翔くんが、良いの………」


そうして俺を、妖しく誘う君は…


…本当に、本当に…





…綺麗だった





/ 165ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp