• テキストサイズ

翼に憧れて【進撃の巨人】

第1章 終わりと始まり


あの壁は100年間壊されていないらしいし、巨人だって話を聞くだけで見たことがない。

どうして今…。

しかし両親の真っ青な顔を見て考えは止まり、不安と恐怖が積もる。

「マリー。母さんは父さんが背負う。マリーは走りなさい。」

マリーは父のいつに無く厳しい表情にただ頷く。

「嫌よ‼あたしはいいからあなたはマリーと逃げて‼」

「君はもう兵士じゃない。妻であり、母親なんだよ?」
フリッツは柔らかく笑う。

「もうお荷物にはなりたくないの…。」アルマは俯く。

「不器用な僕には常に照らしてくれる太陽が必要なんだよ。さぁ。」
家族は開いたままだった扉から外へと飛び出す。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp