• テキストサイズ

翼に憧れて【進撃の巨人】

第2章 選択




窓からさしこむ暖かい光にゆっくりと目が覚める。

辺りを見回しても誰もいない。


おじちゃん…?


一気に不安が押し寄せてくる。

みんな私を置いて行っちゃうの?

私はまたひとりぼっち?

考えだすと止まらなくなり、涙が次々と流れ出す。

嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ。

すると扉が開いた。
たまらず飛びつき抱きしめる。

「マリー?……すまなかった。早朝会議があってね。君を不安にさせてしまったようだ。」

すぐに察したように悲しい顔をして抱きしめ返してくれる。
温かい。

『…どこにも行かないで?』

やっと口に出せた本当の気持ち。
でも返ってきた言葉は…

「…すまない。そのことについて話しておかなければならないことがあるんだ。」
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp