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D.World.

第6章 整理











沖矢said



工藤邸のキッチンの机の上には
キッチンとは無縁の物が並べられていた。


白紙のトランプをセットし、撃てる銃
トランプは何処にでも刺せられそうな程薄く丈夫だ

少しだけ高さのあるヒール
このヒールの部分は安定していて少し重さを感じる

厚底になっている衝撃吸収シューズ
最近よく彼女が履いているシューズだ。観覧車の内側で見た物だろう。

見た目はモデルガンをしているものを指さして
彼女は「MP5」と言った。

サブマシンガンの事だ。

「…見えないが…」

彼女は笑いながらだから日本に持ち込めると言った。

「こっちはM870」

今度はショットガンの名前だ

「弾はゴムで出来た散弾。着弾後血が出たかの様に飛び散るけど、激痛だから。
まぁパッと見、どう見えるか分かるよね。」


彼女は自分の後ろに手を回して、
恐らく腰にさしているんだろうと察しはついた。

「Glock17gen5」

テーブルの上に重さのある音を立てて置いた。

「…よくこれだけ持ち込んだな。」





主人公said



最近入手したgen5を沖矢さんは眺めながら呟いてる。

「持ち込んだだけでは無いけど、必要な物は準備しておくに越したことはない。」

沖矢さんから見えない位置で
アンクレットに手を伸ばして解除コードを入力するとレイピアと短剣を取り出す。

「…そのアンクレットは…どうなってるんです?」

「秘密。でも足を切り落とさない限り外れない様にしてくれた。どんな刃物も銃弾もこれを外す事はできない。」

「もし、これに向けて撃ったら…?」

「距離と角度、何口径かにもよるけど
 弾き返されて酷い目に遭う。」





沖矢said



更に彼女はブレスレット、
いや、バングルを外しながら装飾を触る。

外側の一部が外れ、阿笠博士の作った探偵団バッチに近い物が出てきた。

ブレスレットそのものを半分くらい回して、また違う場所を触ると今度はピッキングツールが何種類か出てきた。

それをテーブルの上に置いて話す。


「今の所これで全部。」

「これは、阿笠博士の?」

「そう。探偵団バッチと機能は同じ。」


以前から気になっていた。





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