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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第8章 返り討ちの時間


『けど、少しは見返せたでしょう?今のは戯れにすぎません』

「うう、早稲田さーん!!(涙」

皆にグッジョブと抱き着かれた。

………私にも居場所って存在するんだ…






「先行ってるぞー渚!」

「うん、飲み物買ったらすぐ行く」

『あ、私も同行していいでしょうか?』

「もちろん」




「遊夢ちゃんさっきの演奏凄かったね」

『ありがとうございます、目立つのは少し避けたかったんですけどね。これでも暫くは触ってもいなかったんですが…うん、楽しかった…』

さっきの瞬間を振り返ってみればあの躍動感がまだじんわりと残っていた。胸の内でそれを確かめると渚さんは私に微笑んだ

二人で校舎の裏側の自販機でそれぞれの買い物を済まそうとしたのだが

『あ、』

「どうしたの?」

『お財布…教室においてきてしまったかもしれません…
仕方ないです、お昼休みに時間見て買いに行き…』

「僕払うよ?」

『え、でも…』

「昼休みにまた一キロ下るのは大変でしょ?お金は戻ってから返してくれれば大丈夫だから」

『は、はい

…………じゃあ、ミネラルウォーターでお願いします』

「…(一番安いやつ…(汗 )」


冷たいペットボトルを手にして帰ろうとした時だった

「おい渚」

本校舎の生徒二人が渚さんに話しかけた。知らない顔だ
『二年の時のクラスメイトですか?』

「…うん」

「お前らさぁ、最近調子乗ってない?」

「集会中に笑ったりしてよぉ、周りの迷惑考えろ」

「E組はE組らしく下向いてろよ」

「どうせもう人生詰んでんだからよぉ」

二人組が怪訝そうにべらべら喋り出した。アメリカンドリームを知らない奴は寧ろこいつらだったか…まあ、そういう人達が私のターゲットだから別にいいんだけど。それにしてもその言葉まるっきりブーメランだけど頭大丈夫?
私にはその矛盾に気が付いてないことがもはや漫画のように滑稽で鼻で笑った

「何笑ってんだよE組」

「いえ、笑ってたのは貴方たちなのに、とんだとばっちりで幼稚ですね。あ、逆にギャグですか?二人でコメディアンでも目指されているんですか?そこそこうけると思いますよ。頑張って下さい」

「あ!?」

「遊夢ちゃん…(汗」
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