第43章 ”もういいかい”の時間(重いR)
「娘さんいるんじゃなかったの~」
「お前が誘ってきたんだろ」
「確かにw
でも扱い酷くない?愛娘だって聞いてたけど」
「別にそんなの替えはいくらだっている。お前が産んだら次はそっちだ」
「えー子育てって金かかるからなー」
「実際かかった。あんな奴と家族なんて作らなければ会社もうまくいってたし、もう少し穴を堪能できなのにな」
「何その言い方~
ってことはその子いつか捨てるつもりでいるんだー」
『…』
「いや、その逆だ」
『…(え?)』
「最近妙な気になっていたが何とか言いくるめてきた。金づるとして他所へ嫁に出し、俺の養分として搾取される計画はうまくいっている」
「どういう意味?」
「いらない娘は切り捨てるべきだがそれは俺の世間体が許さない。だが考えてみろ。鎖で一生ぶら下げておけばそれは両方獲得できる」
「フーン。由井はおバカだからよくわかんないけど。
けどそんなことして反逆とかされないのー?今の若い子怖いんだからねー」
「あ?
罪人には当然だろ。
あいつうちの上司と一度できてるしな」
『ッ…!』
「え、何それ」
「ちゃんと脅し用も撮ってある」
「あはは!!娘さんめっちゃ才能あるじゃん!」
女性の笑い声が脳内にこだまする
嫌。嫌だ。もうやめて。
「第一あいつに反逆する度胸なんてねえよ。学校では所謂優等生なんだから。教師に言うなんて馬鹿な行動をするように育てた覚えはない」
「今刃物持って飛び込んできたらどうする?」
「それすら無理だ。
前のクラスの虐め以来刃物すら持てなくなったんだからなぁwあいつは俺の下僕だ。こんな都合のいい奴ほかにはいない。死ぬまで俺のために地を這わせてやる」
死…
「ホント成績いい奴ってバカだよね~
どーせ体すら必要とされてないんだから。
モテない奴は形だけの結婚しかできないって世の中の鉄則だよね~」
ああ…
あいつに私を捨てる気なんてもともとなかった。
一生、飼い殺しにするつもりだ。
だめだ。
いかしちゃだめだ。
この半年間で体術は嫌というほど身についた。
そうだよ。私の今まではきっと、このためにあったんだ。
お前がいたら…空気が不味くなる。
イカシチャダメダ