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山鳥と雛鳥

第16章 夢の中の彼と香りの記憶



お香を焚いてしばらくすると残り香が鼻をくすぐる。この匂いは胸が苦しくなるのになぜかそれが心地よくなる。
この匂いを知っている…。

なんで、懐かしい香りがちょもさんからしたのだろう?分からない。
分からなくて悲しいんだか、切ないんだか。
涙が止まらなくて、私は戸惑った。



思い出したい。

この匂いの景色を。

その誰かを。




この日もまた同じ夢を見た。
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