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某国立新高等学校

第8章 パンダ


校長を筆頭に「学校」の幹部たちが一同に集められていた。

上座にどっかりと座っているのは大臣と官僚数人。


「で………計画どおり進んでいますかな?」


「はっ、もちろんでございます。」

校長は立ち上がり報告を始めた。


「繁殖活動を開始した二年生生徒は二組を除いて性交が確認され、既に数人の女子に妊娠の兆候が見られます!」

「ほ〜う………まずまず順調ではあるな。」

大臣は脂ぎった顔をギラつかせながら、横柄に言った。

「はいっ、ありがとうございますっ!」

校長はペコペコと頭を下げる。


「しかしだ!性交率は100%の目標だったろう?未だに性交が確認できない二組とやらは一体どうなっているんだね?」

「はっ、申し訳ございません!

――――いくつか策は考えております!


近日中には必ず……………」
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