~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第4章 感情論
「……じゃあ、シュウさんはどうやってここに入ったんですか?」
「…はぁ…。あんたってほんとしつこいな…」
「いきなり隣にいたら、誰だって気にしますっ‼︎
教えてくださいっ」
そうお願いすると、シュウさんはもう一度溜め息をついた。
「……静かに眠れる場所を探してたんだよ。
そしたらちょうどこの部屋が開いてたから、入ってみたら、あんたがいたってわけ」
「そうだったんですか…」
「あぁ。そのくらい察しなよ」
「普通の人なら詳しく聞かないとそんなことわかんないですからっ‼︎それに、わざわざ隣で寝なくても…」
「……別にいーだろ。俺は眠かったし、あんたが寝てるのみたら眠気が増した。他の部屋に移動するのはめんどくさかった。それだけだ」
「全然っ、よくないですっ‼︎」
今まで、シュウさんが隣で寝てることなんて知らなかったし、てことは、寝顔も見られてるわけだし…
………最悪だ。
シュウさんの記憶の中にインプットされた私の寝顔を、今すぐ抹消して欲しい…。