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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第8章 *新しいチーム 始動


翌日昼休み



私はまた三年生のいる階へと足を運んでいる

昨日はちゃんと伝えられなかったから今日こそっ‥



意気込んで足を踏み出す


「あれ?!また来たの?!」



昨日会った男の人達にまた囲まれてしまう



『あっあの‥私っ‥東峰さんとお話ししたくって‥』

 
大きな人達の隙間から一生懸命覗き込むと東峰さんの姿と
影山君と日向君の姿がみえる


何を話してるんだろうっ‥


ソワソワしていると急に日向君の大きな声が聞こえる



「あっアサヒさんが戻って来ないと 2.3年生が元気が無いからです!花澄さんも‥泣いてたみたいだし‥」

 
最後の方はごにょごにょと声が小さくなり聞こえなかった


でも、2人とも東峰さんを説得しにきてくれたんだ‥
嬉しくなって胸が熱くなる



「キャー!噂には聞いてたけど天使ちゃん可愛すぎる!ふわふわっ!」



急に大きな声がしたと思えば知らない女の人に抱きしめられている




「ぽよんぽよんじゃんおっぱい!」


『へっ?!』



突然の事に何が起こったか分からず腕の中からでようともがくけれど離してくれない



「おまっ‥ずっりー!」 「俺も俺も!」


周りが騒がしくなる


どうしようっ‥東峰さんに会いに来たのに‥昼休み終わっちゃう‥



そう思っていた時に急にその腕から解放される



「おい白崎!抱きしめるの禁止ー!」
聞き慣れた声だ



見上げると菅原さんがその女の人を私から引き剥がしてくれている



「ほんっとにお前は可愛い女の子見るとすぐに抱きしめる癖なんとかしろよー!まぁ‥確かに‥抱きしめたくなる気持ちは分かるけどさ!」


白崎と呼ばれるその女性は私にひらひらと手を振って離れていく



「ちょっとくらいいーじゃんスガー!ずっと気になってたんだもん!またね!天使ちゃん!」


『はっはい!また!』



嵐のように過ぎ去っていった女性に挨拶をすると菅原さんが吹き出す



「律儀か!」
軽く頭をポンとされる



「んで、今日も旭に会いに来たの?」
  
『そうなんですけどっ‥』

キーンコーンカーンコーン


チャイムの音が鳴り響く


『わっ!大変!終わっちゃった!またきますね!』




慌てて菅原さんに頭を下げて教室へと戻る



影山君達‥何を話してたんだろう?
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