第16章 君の誕生日2−1 【佐助】ノーマルEND
「信じられない。俺のような変わり者を君が好きになってくれるなんて。最高に嬉しい。生涯をかけて君を守ることを誓うよ」
「何だかプロポーズみたい」
「確かに。先走ってしまった。ああ、駄目だ、重すぎて無理って思われる…」
「ううん、大丈夫。嬉しいよ」
「ありがとう。それじゃ、あらためて誓う」
佐助くんは私の足の甲にキスをした。
「それ…普通は手の甲じゃない?騎士がするやつ」
「確かにそうだな」
私たちはお腹が痛くなるくらい笑い合った。
戦国時代で迎えた誕生日。
それは素敵で面白くて一生忘れられない誕生日になった。
終