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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第3章 五色の夜2【信長】R18



「貴様、何か俺に言いたい事があったのではないか?」

信長様は愉しげに質問しながら大きな手で私の背中をツーッとなぞる。

その声とともに漏れる吐息すら、今の私には甘い刺激になっている。

「ぁ‥‥‥ぁん‥‥やぁっ‥‥」

強制的に感じさせられ上手く言葉にならない。

「何でも言ってみるがいい。言えるなら、な」

信長様は笑い私の衿元をぐっと開いた。

私が何を言いたいか、本当はお見通しに違いない。

わかっていてわざと言わせないようにしてる、きっと。

「やぁ‥‥ん」

露わになった首もとに噛みつくような口づけが落とされた。

そして激しい愛撫を全身に加えられていく。




信長様との夜は、燃えるように熱い。

強引だけど的確な愛撫に煽られ昂り、私の内に秘めた欲がどんどん引き出されていく。

次第に大胆になっていく。

「ぅあぁ…はぁ…ぁんん…」

何か言いたくても全く言葉にならない。

本能のままの動物のような声が漏れるだけ。

電流のような快感に貫かれイッてしまうと、なぜか負けたくないと思う。

意識を保つのに必死になりながら、私は信長様自身をぎゅっと締めつける。

信長様は形の良い唇の端に笑みを浮かべて真紅の瞳で私を見つめ、より深く激しく私の奥を突く。

何度も何度も。

不思議な感覚だけど、信長様としていると何故か自分が変われるような気がする。

次のステージに行けるような気がする。

そうして何もかも出しきって、

尽き果てて、

いつしか眠りにつく‥‥‥‥。




目を覚ますといつものように既に信長様の姿はない。

公務か稽古か。

少し寂しくなるが、それを埋めてくれるお土産が枕元に置いてある。

それは、金平糖。

信長様の大好物を分けてくれる。

鬼と恐れられるお方なのに何て可愛らしい一面。

金平糖を手に私は天主を後にした。

「う‥‥」

一瞬立ちくらみを感じた。

信長様との夜の後はこうなる‥‥体力を使い果たしてしまう‥‥。

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