第15章 嵐の前の静けさ
「〜って絵心さんに報告しておくわね」
『はい!』
アンリさんって何であんなに胸が大きいのだろうか……………
それに比べて私は………
今男装しているし、状況的にはこれがベストなのだが…………一応胸つぶしを着ているけどね………………
別に女扱いされなくてもいい。でも、女子としては憧れってあるのよね〜
最近ハードなトレーニングが続くせいか凪くんが私にやたら甘えてくる。でっけえ犬みたいに。私は君の飼い主ではないぞ
『あーサッカーしてえ!!』
「FWばかり集めて馬鹿なプロジェクトやっているみたいだが…………調べてみたら何で女1人混じってんだよ………。しかも俺と同じポジション……………FWじゃねえな。まあ、何か狙いがあるのかもしれないけどな……………………まぁ、面白そうだな…………………コイツ………………」
そんな事を糸師冴はぼそっと呟いた。
次回、新章、突入。
私は貴方の気持ちは受け入れられない……………あんな過去はもう嫌だ!
ごめんね…………言えなくてごめんなさい。いつか本当の事を………………言える日が…………
でも実は心の奥で好きになりかけているかもしれない……………あの人を………………