第1章 財前とお隣の年下彼女
俺は可愛い涼子を膝に乗せて宿題を見てあげるのだが…
「ふふふ…ひーくん…くすぐったいよぉ。」
財前「ん?しゃーないやん?涼子が可愛過ぎてひーくん我慢できへんのや。」
我慢できず涼子の頬や首筋に優しく何度もキスをした。
「もぉ!宿題教えてほしいのに〜!」
拗ねた顔をしながら涼子は体ごと俺の方を向いた。
ヤバい………今更やけど顔が近い!もぅ我慢できへん!!
「んっ!?」
俺は今度は唇にキスした。
「んっ…ひーくん!びっくりするじゃん!」
財前「涼子がそんな顔近付けるんが悪いんやで?………つーか、涼子はひーくんとちゅーすんの嫌やったんか?」
「ん〜…嫌じゃないよ?どちらかというと嬉しいかな?………きゃっ!」
なんやねん!この生き物は!!俺の顔見つめて小首傾げながら嬉しいって…可愛過ぎやろ!?
あまりにも可愛いんで思い切り抱きしめた。
「ひーくん…ちょっと苦しい。離して?」
財前「……今はあかんねん。」
だって今…メッチャ俺の顔ヤバいねん!絶対赤くなりながら鼻の下伸びとる自信がある!
「じゃぁ…もぅ少し優しくギューしてよ?」
あっ…あかん!!ホンマあかん!!『優しくギューしてよ?』やて!?あかん…興奮して息が乱れてきた。
財前「ハァハァ……」
「ひーくん…大丈夫?」
財前「ハァハァ……大丈夫…や……」
はぁ…俺完全に変態やんな。にしても…こんなに可愛い涼子を前にしてキスまでで耐えた俺って凄ない?まだランドセル背負っとる小学生に手ェ出すんは犯罪臭いしな……まぁ俺もまだ中1やから犯罪にはならないやろうけど。
「ひーくん?宿題は??」
あかん…すっかり忘れてもうた。
財前「すまんすまん。そこはな?……」
こんなデレとるところ…先輩らに死んでも見せられへんな。
終