• テキストサイズ

呪術廻戦 〜生きた証 後編 〜

第5章 ただいま。



恵君との約束通り、5分間の全速力鬼ごっこの末、、、



『はぁっはぁっ、、、タッチ‼︎捕まえたっ‼︎』


「アレ?捕まっターーー‼︎」


ケタケタと笑う呪霊の顔を見ながら、
"ごめんね。"と心の中で謝り、手から反転術式を流した。



バシュッ



一瞬にして呪霊は消え去り、私はフゥー、とその場に座り込んだ。



「さんっ⁉︎」

慌てた様子で恵君が駆け寄って来る。


『つ、疲れたぁ〜〜〜!足、、パンパンだし、、
もう歩けない…一歩も歩けない…』


呪力も体力もすっからかんになり、そのままゴロンと畳の上に仰向けになった。


「ーーー大丈夫っすか?」


恵君が上から心配そうに顔を覗き込んできた。


『・・恵君。我儘聞いてくれてありがとう…。
こんなやり方、、術師として失格だよね。』


自嘲気味に笑い、まだ起き上がれない私は腕で顔を隠した。





/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp