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薄桜鬼 奪愛録
第2章 出会い
文久三年一月
「ハァハァ」
真夜中の京の町を息を切らせて走る人の影
影の後ろには白髪で赤い目をした三人の男
不気味な声が聞こえ
追いかけ回される人
「クケケケ!」
小路を曲がったが行き止まりだった
「ちっ!行き止まりか」
「血ぃ…血をくれー!」
そう言い剣を抜いた男達
キィィイイイン!
素早く刀を抜いた人が男達の刀を受け止めた。
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