「新テニ」理想のペア、Exciting situation
第3章 金座駅までの誘惑とドギマギ
「No one would say that(誰もそんなこと言ってないでしょう)」
木手が呆れた様子で言うと、
「だよな。それにオレ、ヒーローに助けられるヒロインとかお姫様タイプじゃねえしな。現にあの茶髪の外国人から上手く逃げ切れてるし、キテレツの助けは大丈夫だったな」
ニヤッとした表情でそう言った丸井です。
「……」
このとき、木手はイラッとした表情になります。
「木手くん?」
小さい声で濡烏が尋ねると、
「いいえ」
木手も小声で返し、歩き出しました。
「キテレツ、どこ行くんだ?」
丸井が木手の隣を歩こうとすると、木手は早歩きします。
「決まっているでしょう。金座駅ですよぉ」
「わかったけど、歩くのお前早えよ」
「すぐ電車に乗るからです」
丸井が木手の隣に追いつこうとする度に、歩く速度を上げていた木手でした。
「……」
そんな木手に焦ったような表情を浮かべていた丸井です。
「By the way, is that the correct platform to board the train?(ところで電車に乗るホームはそっちで合ってるの?)」
と、聞く濡烏に木手は頷き、