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出会いは突然に

第19章 歌声


音楽が流れクレハが歌い出す。
一同はその歌に聴き惚れる。

「マジでか。この短時間で完成させるなんてな。」
ク「…。出来た…。出来た!やった!嬉しい!」
「納得いったか?」
ク「うん!直すところあったら教えて。」
「ないかな、このままでいい。後はこっちでやっとく。」

クレハがレトルトに駆け寄り

ク「レトルトさんありがとう!レトルトさんのお陰で上手くいかなかった歌が、完成した!」
レ「えぇ!?俺何もしてないよ?!」
ク「ううん、さっき私の歌声が好きって言ってくれたから出来たの。レトルトさんに好きって言って貰えて嬉しくてその気持ちを込めて歌ったから、上手くいったの!ありがとう!」

嬉しそうに笑うクレハにレトルトは、

レ「クレハちゃんの力になれたなら俺も嬉しいよ!」

と、照れ笑いをする。

キ「桜、桜。」
『ん?』
キ「さっきクレハが歌ってた歌ってラブソングだよな?」
『そうだと思うけど、好きな人に向けてって言うより大切な人にって感じたけど…、何かクレハっぽいよね。』
キ「…。そうだな。」

嬉しそうにレトルトにくっ付くクレハを見て、桜は、嬉しく思うのであった。
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