• テキストサイズ

出会いは突然に

第18章 オムライス


買い物を済ませキヨの自宅に着く。

キ「いらっしゃい、どうぞ。」
『お邪魔します。』

荷物を運び、手洗いなどを済ませ

『じゃあ作り始めるね、お米どこ?』
キ「ご飯は炊いてあるよ。ここに皿とか色々有るから適当に使って。」
『ありがとう。』

桜が持ってきた保冷バッグを開けると

キ「それ何?」
『これ?オムライスに使うソースと付け合せ。これ結構作るのに時間掛かるから作り置きを持ってきたの。』

テキパキと調理をする桜をソファーから眺める。

(こう言うの良いよなぁ。いつもクレハがいるから取られちゃうし。にしてもやっぱ今日雰囲気違うよな。)

髪が邪魔にならない様にひとつに束ねてるのもあるが、やはり何かが違うと感じるキヨ。

フラフラっとキッチンに向かい

ガバッ

『ふえっ!何っ!』

キヨが後ろか抱きついてきた。

『ちょっ、この間レトさんに抱きつくの禁止って怒られたでしょ?』
キ「今は2人きりだもん。」
『そうだけど、いいのか?』
キ「人前で駄目って言われたけど、2人の時は駄目って言われてない!」
『それ、屁理屈w』
キ「…嫌?」
『…ううん、良いよ。』

暫く抱きついていると

『そろそろ作り出していいかな?』
キ「んーそうだな、お願いします。」

桜から、離れてソファーに戻る。
テレビを見ながら出来るのを待ってると良い匂いがしだし

『出来たよ。』

テーブルに目をやると、綺麗なオムライスと付け合せとスープが並んでいた。

キ「わぁ!美味そう!」
『どうぞ、召し上がれ。』
キ「いただきまーす!」

1口食べると

キ「…うまぁ、何これ語彙力失う。」
『そんなに?』
キ「今まで生きてきて1番美味い!特にこのソース!こんな美味い味がするの食べた事ない!」

パクパクと食べ進めるキヨに、桜は、嬉しく思い自分も食べ始める。
/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp