第7章 細井十和、動く②
卯月.....お前を許さない.....。
月見山さんを抱きしめて良いのは俺だけだ!
その日、俺は卯月を内に呼んだ。
新「……細井が俺を呼ぶなんて....どうした?」
細井「それはもちろん“月見山さん愛好会”として語ろうと思って?」
新「……そんなに光のこと好きなのかよ?」
細井「卯月もだろ?」
新「……っ、俺は別に....。」
とそっぽを向く姿が更にムカつきさを増した。
新「....お前の内ってデカイんだな?
で?こんな地下で語らうのか?」
細井「まぁ見てなって?」
と卯月をベッドに座らせると卯月をチェーンで繋いだ。
新「…何してんだ?」
細井「心配すんなって、トイレとお風呂までは伸びるようにしてあっから....。」
新「……どういうつもりだ?」
細井「だって昨日、月見山さんの家の前で抱きしめてたでしょ?」
新「なっ何でそれを....!」
細井「俺は月見山さんのことなら何でも知ってるよ?」
新「………。」
細井「だから、ここで大人しくしてなよ?月見山さんは俺が貰うから。」
新「おい!ちょっと待てよ!」
細井「ご飯のことなら心配いらないよ?毎日コンビニ弁当調達してあげるから...。」
新「おい!待て!このチェーンを外せ!細井!」
と騒ぐ卯月を放って置いて地下のドアをゆっくり閉めた。
細井「……これで邪魔者2人目の始末完了....。」
と彼はほくそ笑んだ。