• テキストサイズ

【煉獄さん】嘘つきは百万の得【現代】

第10章 使命感




———


杏(…………………………。)


りんが出て行ってからしばらく経った頃、杏寿郎は違和感を覚えて目を薄く開いた。

そして、手元にりんがいない事に気が付くと焦りと共に一気に覚醒した。


杏(…いや、手洗いに行っただけだろう。)


すぐ冷静に戻ってそう思ったが、シーツを触ればりんの熱が残っていないことに気が付いた。


杏(……………………。)


初めて断られた事もあって、らしくないネガティブな感情が湧きそうになる。

杏寿郎は眉を顰めてそんな雑念を振り払うようにベッドを出た。



杏「……………………………………。」



——そして、ソファで居心地悪そうに丸くなって寝ているりんを見付けた。



/ 312ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp