第6章 影山飛雄夢 子作りセックス※プロポーズセックス後日談
「んっ……アッ……アッ……アッ……」
ギシギシと軋む音を鳴らすベッドの上で、二人は激しく身体を重ね合っていた。
影山のプロポーズを受けてから一ヶ月が経とうとしているが、あの日以来影山は一切の避妊をしてくれなくなってしまったのだ。
「射精(で)るっ!」
「アアッ!」
ぱん、と陰茎は根元まで挿入(はい)り、亀頭が子宮口に触れているのが分かる。
影山は本当に子供が欲しくて仕方ないのか、気が付いた時には、子宮に直接精液を流し込む様になっていた。
結婚の約束はしたけれど、まだ籍を入れてないのにもう影山は当然の様に、子作りに励んでしまっている。
二人の結婚に対して両家の両親はするのだと思っていたらしいので、アッサリと認めてもらえたのも、影山が子作りを積極的に行う要因にもなってしまっているのだ。
「はぁはぁ…………」
射精の余韻に浸る影山を見つめながら、これは本当に籍を入れる事よりも先に妊娠するのだろうな、と考えている。
でも、止めようとしないのだから、結局子作りは同意の上で行われているのだと言う事も、勿論分かっている。
「…………結婚する前に赤ちゃん出来るのかな」
ボソリと呟くと、繋がったままの影山が動き出しながらに答えた。
「婚姻届っ……今度宮城に帰った時に……書いて出すって決まっただろっ……」
「んッ……アッ……だってそれ……アッ……まだ先のっ……話でしょ……」
生の挿入の気持ち良さに喘ぎながら、必死に訴える。くちゅくちゅ、と結合部で愛液と精液が混ざり合って鳴る水音を聞きながらに。
「飛雄っ……ンっアッ……避妊して……くれなく、なったし……毎回子宮内射精(なかだし)……するんだもんっ……アッ……これじゃ、赤ちゃんの方が先に……」
「生知ったらゴムなんかもう出来ねぇし……中に直接射精(だ)すの、無茶苦茶気持ちイイん、だよっ」
激しさを増していくピストン運動に、気持ちイイのはこちらだって同じだ。女性器に生の男性器が入るのが、こんなにも気持ちイイモノだったなんて、知って知ってしまったら戻れない。