第3章 突撃訪問
「え?でも好きになって貰えるような魅力、俺にはないよ。炭治郎とか伊之助なら分かるけどさ」
「ビタミンカラーって元気になる色だって知ってる?私いつも我妻君から元気貰ってるの。賑やかな1面も優しい所も全部魅力だよ」
気持ちを出してしまえば何のことはない。華は未だ「??」となっている善逸に微笑んだ。
「うん!言ってしまったらスッキリスッキリ!」
「ちょ...っ!え!?どういうことぉお!?」
「だから、本命で本気ってこと。誤解やすれ違いはもう懲り懲りだから、断るならハッキリ言ってね?」
あ、でも返事は急がないよ?と更に付け足した華は、怒涛の展開についていけない善逸を置き去りにして話を締めた。善逸は呆然としながらも華の微笑みにコクリと一つ頷いたのだった。