第8章 8
幸村君の方を向くと
「おはよう」
「あぁ。おはよう。それにしても
本当に仁王にそっくりなんだな」
「うん。中学の文化祭でも
家族には来ないでくれって言ってたくらいだしね」
「隠すことでもないだろう」
「それもそうだけど」
キッチンに入ると、お湯を沸かすことから始める
「昨日の水飲む?」
「まだ、あるのかい?」
「うん。朝だから、蜂蜜も入れてあげるよ」
「助かるよ」
蜂蜜とミントを入れてデトックスウォーターを入れる
「うん。いい香りだね」
「うん。ミントを入れてみたの」
雅紀君には、オレンジジュースを用意したところで
ガチャというドアの音が聞こえた
「おはよう。柳君。雅治」
「あぁ」
「おはようナリ。
雅紀はいないと思ったら、ここにいたんじゃな」
「うん!」
雅治に思いっきり抱き着いた雅紀君
続々と起きて来た丸井君に真田君。柳生君
「あれ?鈴は?」
「2階で寝てるよ」
「まじかよぃ」