第3章 花京院典明
花「その通り。」
花京院は医務室の窓に座っていた。
承「て、てめぇは!」
「なんてことを…」
花「やぁ、さっきぶり。その女医には私のスタンドが取り付いて操っている。私のスタンドを攻撃することはその女医を傷つけることだぞ、ジョジョ」
花京院は手に持っている操り人形を動かしながら言った。
「なんて卑劣な…なぜ承太郎の名を!?」
承「貴様、何者だ!」
「承太郎!」
は承太郎が抑えている先生の腕を一緒に抑える。
花「言ったろ、花京院典明。スタンドの名はハイエロファントグリーン。私は人間だがあの方に忠誠を誓った。だから、貴様を殺す!」
その瞬間先生がさらに暴れ出し、は弾き飛ばされてしまった。
「う、うぅ…いった…スタンド?あの方?一体なんのことなの…?スタンドってあの緑のやつのこと??」
承「!大丈夫か!?」
承太郎が先生の頭を押さえつけていると、先生の喉の奥にきらりと光る二つの目が見えた。
承「やりたくねぇが…仕方がねぇ!うぉぉぉ!」
ドキューン!
承太郎は先生の口を自分の口で塞ぎ、自分のスタンドでくハイエロファントグリーンを咥えて先生から出した。
「承太郎もスタンドを持ってるの…?」
承「先生を傷つけはしねぇさ」
そう言うとハイエロファントを咥えたまま上へ持ち上げた。
承「こうやって引き摺り出して見れば、なるほど、取り付くしか芸が無さそうなゲスなスタンドだぜ。」
「す、すごい…」
承「花京院!これがてめぇのスタンドか?緑色で筋があってまるで光ったメロンだな」
花「ううっ…引き摺り出したことを後で後悔することになるぞ!ジョジョ!うぉっ!」
承太郎のスタンドはハイエロファントの頭を強く握った。
「痛そう…」
承「強がるな。額に指の跡がくっきり浮き出てるぜ。このまま貴様のスタンドの頭をメロンのように潰せば、貴様の頭も潰れるようだな。ちょいと締め付けさせてもらうぞ」
「スタンドを攻撃するとそれを操る人にもダメージがあるってこと?承太郎、少しかわいそうだよ…」