• テキストサイズ

【鬼滅】敬愛と情愛【煉獄さん】

第60章 初めての宴




―――


「お待たせ致しました。こちらで全部です。」

杏「うむ、ご苦労だった!では始めよう!!」


そうして刀を持たずに集結した元鬼殺隊士達は、戦いの時間であった夜に食事を楽しみ、話に花を咲かせたのだった。





天「……………。」


場が盛り上がって来た頃、天元は酒を飲みながら角田と権田を見つめていた。

二人は律儀に菫を目で追っている。


天(真面目そのものだな。それにあの立ち方…、声の出し方から考えても普通の職種じゃない。組織の人間…まあ、恐らくは警察だろうな。で…、)


そう思うと今度は菫に目を遣る。


天(清水はあいつらに私情が絡んだ命令を出せる地位の人間と関係がある。歳から考えてそれは親だろう。 "菫お嬢様" って言ってたしな。中年の男で警察の上の方の地位、更に清水の姓となると…あいつの父親は清水重國か。)


天元はそうあっさりと身元を特定してしまった。


天「なあ、冨岡。ちょっとあいつらに水持って行ってやってくんね?」

義「…良いがどうしてお前が行かないんだ。」

天「お前の料理を取り分けるのに忙しいんだよ。早く行けって。」



そうして天元が用意した水を二人が飲んで暫く経った頃、今度は天元が酒を持って二人に近寄った。



/ 777ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp