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【鬼滅】敬愛と情愛【煉獄さん】

第60章 初めての宴




―――


それから菫がせっせと料理を作っている間に続々と約束した者…実弥、義勇、しのぶ、炭治郎、伊之助、カナヲ、そして誘われた者…行冥、無一郎、善逸が屋敷を訪ねてきた。




杏「菫、俺を頼ってくれ。夫婦になる仲だろう。」


杏寿郎が『こちらは任せてくれ。』と言っても、食事を作るだけでも忙しい筈の菫は客が来る度に条件反射で応対してしまっていた。


「…頼りにしているつもりなのだけど…、その…、」


そう言い淀みながら大部屋をちらりと覗く。


「大分慣れたとはいえ、やっぱり皆さん揃うと迫力が…。」


長い蝶屋敷での生活で年下の元柱への敬語も崩れてきた菫であったが、一ヶ所に集まった様子を見ればそんな慣れなど何処かへ吹き飛んでしまったように感じた。



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