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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第5章 48手


ある土曜日の午前中、クグラは自分の部屋でヨルナミと宿題をやった後にゲームをやっていた。
「クグラ〜!!」
クグラ「ん??」
涼子の声が聞こえたので外を見てみると窓に涼子が張り付いていた。
クグラ「うわっ!!何やってんだよお前!?」
「は!?用があるから来たんだけど?」
クグラ「そうじゃなくて!なんで窓に張り付いてるんだ!?ここは二階だぞ!?」
「私の部屋の窓から飛び移ったに決まってるでしょ?てか、さっさと入れてちょうだい!」
涼子とクグラの部屋は向かい合っているのだ。そして涼子は窓から入ってきた。
ヨルナミ「休みの日でも喧しいですね。」
「あらヨルナミ!クグラと乳繰り合ってる時に来ちゃってごめんなさいね…。」
ヨルナミ「そんなことしてません!」
「な〜んだ。リアルBL見れたら楽しそうだと思ったのに。」
ヨルナミ「一緒に宿題をやってその後にゲームをしていただけです!」
「は!?宿題!?なんで私を呼んでくれないのよ!?」
クグラ「呼んだよ!9時半頃声かけたのにヨダレ垂らしながらアホ面して寝てたじゃねぇか!」
「なぜ私のヨダレのことを知っている!?」
ヨルナミ「アホ面のことは気にしないんですね…。」
クグラ「ふっ!そんなの俺の部屋の窓から飛び移って見たからに決まってるだろ?」
お互いの部屋が向かい合っているとはいえ飛び移るのは危険なので良い子はマネをしないでください。
ヨルナミ「二人とも似た者同士ですね。」
クグラ「いや俺、涼子程バカじゃないから!つーか、なんの用だよ?」
クグラは聞きながらお茶を飲んだ。
「バカと言うな!!あのね、クグラにね、この『二人で満足できる48手』って本の真似を手伝ってほしいの!」
クグラ「ぶふー!!」
クグラは勢いよくお茶を吹き出した。
「いや!汚い!なんで吹くの!?」
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