• テキストサイズ

【FF10】緋色のそばに

第6章 キノコ岩街道


作戦司令部に到達すると司令部前の警護をしていたガッタが、投げやりな口調で伝達事項を伝えてきた。




「まもなく戦いが始まります。いろんな準備を忘れないでください」


「おいおい、なんか投げやりだな~」


「あったりまえだろ! オレは『シン』と戦いたくてここまで来たんだ! それだってのに…ああっ、くそ!」




よほど前線の配置にならなかったことが悔しかったのだろう。地面に怒りをぶつけるかのように蹴りつける。

まるでそれは思い通りにならず、駄々をこねてる子供ようだった。




「認められたいのなら……」


「え?」




急に口を開いたアーロンに、驚きの声を上げるガッタ。




「まず与えられた任務を黙ってこなしてみろ」


「ぐっ……」



アーロンの言葉にガッタは納得していない様子だったが、そのままその場を去って行ってしまった。
彼が言った意味ちゃんと理解してくれるといいのだけれど。



/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp