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転生侯爵令嬢の溺愛物語

第8章 縁者の結束


二度目の学食です。とうとう、来てしまいました。そう言えば、前世と違ってカラフルな髪色に瞳の人たちがこの世界にはいます。

今更ですが、私の髪色は菫色。瞳は以前にも言いましたがピンクトルマリンのカラーです。

メニューはよく分からなかったので、日替わりにしました。鶏肉のソテーに季節の温野菜。ポタージュに白パン、紅茶のセットです。シェラザード様は、お昼からステーキセットを食べるようです。やはり、男性ですね。

この世界の味は、香草で作ったソース的な物のみ。決して嫌いじゃないけれど、物足りなさは感じています。

「シェラ、こっちだよ~!!」

一際大きな声が、シェラザード様に投げかけられました。あ、鮮やかな桃色の髪の男性です。そして、そのテーブルは・・・イケメンパラダイスでした。

もう、公爵家の縁者全てが色々とスペックが高いのだと思います。桃色の髪をした男性は二人。それも双子。私たちと同じ学年の一年生。

「いらっしゃい、アメリア。シェラ共々よろしくね。あ、呼び捨てしちゃったけど、いいかな?」

私はシェラザード様を見る。すると、頷いてくれたので了承する。うん、確かに毛色が違う。こんな可愛い髪色しているのに、背は二人とも高い。

「僕の方が兄でフラン=リンクス。で、こっちの同じ顔をしているのが弟のアラン=リンクス。」
「アランです。よろしく。」

あ、こっちは明るい見た目に反して大人しめ。

「私は3年のルーズベルト=ミスツ。どうかよろしく。」
「私は2年のシュバイツ=カイン。よろしくね。」

最後に、私が自己紹介。誰も、眉を顰める人はいなかった。拍子抜けするほどのウエルカム状態である。

「シェラ、連休にはアメリアも呼ぶのだろう?」
「あぁ、その予定。」

来月には、前世でいうGWのような連休がある。その時に、別荘で一族の集まりが行われると聞いた。私のお披露目らしい。私の家族も同伴するし、一人きりではないからまだ安心。

「お父上が、さぞ喜ばれていただろう?」
「シェラって、一部では男色なんじゃないかって噂が出てたよね。笑っちゃったけど。」

ルーズベルト様とフラン様が、楽し気に言う。シェラザード様は、少しだけ眉を顰めただけ。

「それ、足りるの?」

アラン様が、私が選んだ日替わりのメニューを見てそう言った。学食の量はそこそこ多い。故に、少し減らして貰った。



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