第3章 出会い
『えっと。 アリサ・ ステファニーです。えっと。好きなものは...。えっと。本を読むのが好きです。よろしくお願いします。 』
だしだしに恥ずかしそうに話す彼女があんまりにも可愛くて、そして声が透き通っていて心地よい声だった。
そしてこの子は全てが完璧だと不思議とそう思った。
「(一緒に話してみたいな。)」
それにみんな彼女を見ている。
まぁ当然だろ。でも何故かモヤモヤっとした感情が吹き出てきた。この感情の名前をまだ知らない。
いつか彼女の心を手に入れたい
そう思ったエレンだった。