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桜月夜【鬼滅の刃】

第18章 白日の中で待つ【END1】



俺に残された時間はあと僅か。竈門少年を近くに呼び寄せて最後の言葉を遺すことにした。
竈門少年は泣きながらもしっかり聞いてくれた。

ヒノカミ神楽のこと、分からずに申し訳なかったが、もしかしたら歴代の炎柱なら知っていたかもしれない。
我が生家へ行くように伝えた。

それから、千寿郎と父上への遺言を。



それから、共に頑張った竈門少年の妹を称えた。
彼女は鬼殺隊の一員として認められるべき存在に違いない。




辛いことはこの先いくらでもあるだろう。




だが、我々に立ち止まっている時間はない。




いつまでも悲しみうずくまっても、時は寄り添ってはくれない。進むしかない。



振り返るな。歯を食いしばっても前を向き続けろ。




そして、竈門少年、猪頭少年、黄色い少年へ


成長し続けよ、いずれは鬼殺隊を支える柱となれ、と。



彼らならきっと、鬼舞辻無惨を倒せると




俺は信じている。





















伝えることは伝えた…。













溝内を貫通していた腕はいつのまにか無くなっていた。










身体の感覚は殆どない。






もう目を閉じようとしたその時。

















母上の姿が見えた。












迎えに


来てくれたのだ。


























母上、俺はちゃんとやれただろうか。

























やるべきこと



果たすべきことを




























全うできましたか?



























母上は俺を真っ直ぐに見つめて
























『立派にできましたよ。』











そう言って微笑んでくれた。


















あぁ、良かった…。










本当はどこか不安だった。



だが、母上の一言で全て報われた。
















安心して頬が緩む。










目を閉じて














少しずつ薄れていく意識に身を任せた。



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