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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第39章 Trick but Treat※《宇髄天元》





「おー、いいね」

「………」

メイド服に着替え終えた波奈はムスっとした表情で宇髄の前に立った。
膝丈のスカートのレースが足にあたってチロチロして擽ったい。
初めて履いた黒のニーハイソックスはゴムが緩くてズリ落ちそう。
ビスチェのような胸から腰にかけての締め付けが少し苦しい。
ここ一年で膨らんでしまった胸が、それにより露わになっていて落ち着かなかった。

宇髄は波奈の全身を見ながらくるくると立ち回る。

「うん、いいな!」
「……あなた変態教師ですか」
「変態教師とはド派手だなあ」

そうけらけらと笑いながら、頭にポンとフリルがついたカチューシャを乗せられた。
もうこうなってしまっては、完全なメイドさん♡なわけで
波奈は諦めてキッチンに立った。


「ご主人様、夕食のご準備致しますよ」

冷めた目でそういうと、宇髄はまた笑いながら

「よろしくな〜俺の専属メイドさん♡」

とテーブルについて頬杖をつきながら大変機嫌よくそう言った。



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