第38章 血鬼術を解いてよ宇髄さん3※

「…っ、うず、さんの…、」

「うん？」

「ずっと、うずいさんのこと、考えちゃって…っ」

恥ずかしいのか波奈は両手で顔を隠す。
耳はりんごのように赤かった。

「身体も、疼いちゃって勝手に濡れちゃって…っ

は、はしたなくてごめんなさいっ…」


だからいますぐ、ほしい……
波奈は消え入るようなか細い震えた声で必死に言葉を紡ぐ。
宇髄はそんな波奈を見て、またドクドクと鼓動が派手に鳴りやかましかった。

「…ーーーー…んっとにおまえは、っ」

怒りにも似た感情が奮い立ち、顳顬に血管がびきりと鳴る。
宇髄は波奈にぎゅうと抱きしめて、また口づけをしながら、細くて白い太ももを付け根に向かって撫で上げる。
ひく、と動いたソコを、ゆっくり撫でると、もう尻の方へ伝うほどに愛液が溢れ出ている。

ふーー、と息を吐いてゆっくりと指を一本挿入さすと、内壁がぎゅうぎゅうと締め付けてきて、波奈の身体も揺れた。

「……ん、ぅ…っ、あ、っ…！」

お腹のほうへむかって指を動かすと、刺激が強かったのか腰を浮かせて耐えている。
大体波奈の好きなところは把握済みで、容赦なくそこを突いた。
2本に指を増やして、じっくりと責めるような手マンに、波奈はぴくぴくと身悶えている。

「は、…っ、んんっ…！、ぁあ…っ！あ、あっ…！！」

ぎゅう、と両手は枕横のシーツを掴んで、びくんと脈打ち波奈は絶頂する。
ハアハアと息継ぎをして必死に酸素を求めている。
波奈をイかすのは、容易い。
身体を知り尽くしたようで何とも嬉しくなる。
真っ赤な顔で快感の波に未だ揺られている波奈を見ながら、ふ、と笑ってしまった。