第32章 禁欲の制裁※《宇髄天元》

「…っは、…う、！」

宇髄は指を波奈の口の中を出したり入れたりして、波奈は必死に口を開けて受け入れた。
とろりと唾液が口から溢れてしまう。
それだけでジュンと感じてしまうのはなぜなのか。
口の中で塩っぽい味が広がる。自分の体液を口に入れられて、なぜこんな興奮してしまうのか。
波奈は蕩けそうな思考回路の中で、宇髄の動かす指を必死に舐めとった。

「……」

自分のモノを咥えられたらこんな感じなのか、。
宇髄は波奈の半開きになって、必死に舐めとる姿を見下ろした。
そんなことをさせたことはないが、自分の想像に気持ちが揺らぐ。
…させないけど。

宇髄は波奈の口から指を出して、ゆっくりとまた足の付け根にりょう手をかけ、ぐっと開く。
恥ずかしさで顔を赤らめ口元を隠す波奈は、かわいらしいと思う。

「ーーっ！ん、んん…っ」

ぬらぬらと大腿部まで濡れているソコを撫でてやると、ヒクヒクと波奈の腰が浮いた。
指を蜜壺にぬる、と滑らして、親指で陰核を捏ねてやると、波奈は甘えるような喘ぎ声が口から漏れた。
つい先程絶頂したソコから、止めどなく愛液が垂れ流している。

「ん、や、やあ、それ、や…っあ、あっ…」

愛液を掬い取り滑りやすくした指で、波奈の1番敏感なクリトリスをクルクルとまわすように刺激すると、ガクガクと下肢を震わせ泣いている。
必死に逃げようと、枕の方へどうにかいこうとするのをズル、と引き戻し、逃げないように押さえつけてまたソコをしつこく刺激した。
じわ、と赤く充血して濡れに濡れたそこはなかなか美味しそうで、たまらずソコにしゃぶりつく。

「ーー？！、ふ、あ…あ、…っうじゅ、…っ！」

指を入れたまま優しく動かしつつも舌でクリトリスを舐めとると、波奈はもうひんひんと泣いて喋れないほどだった。
必死に呼吸をして酸素を取り込み、イくのを必死で我慢しているようだ。勝手にイくなという言葉を忠実に守ってるのが、おそろしくいたいけで、かわいくてだめだった。なにがって、ますます虐めたくなってしまうからだ。