• テキストサイズ

満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第25章 前世から※【宇髄天元】


「…っは、はやく、うずいさんと、ひとつになりたーーー」

波奈が言い終わる前に、手首を掴んでベッドに放り投げた。
ベッドがギシ、と軋む音がする。
俺は波奈を見下ろすと、波奈は驚いたように見つめ返した。

「ーーー俺がどれだけ我慢してきたか、わかる?」

波奈の両手首を押さえつけ、尋問するかのようにそういうと、波奈は少し怯えたように瞳が揺らぐ。
熱がだんだんと上がるのを感じ、怒りにも似た感情が渦巻いた。

「痛いとか辞めてとか言っても、もう続けるからな」

ーーーもっと優しくすべきなのに。
言ってしまった後にじわりと罪悪感が襲う。
でももう俺は止めれそうにない。

崩れ落ちる理性を感じながら、波奈の服を脱がしていくと、波奈は腕をゆるりと俺の首に巻きつけた。
驚いて波奈を見る。

「うんっ…痛くても、いいから、…っ宇髄さん…っ」

ぐ、と息が詰まるほど、胸が締め付けられる。
ぎゅ…っと抱きついてくる、愛おしいこの子は、いつの間にこんなにしっかりとした大人になっていたのだろう。
いつも受け身で、恥ずかしがっていた波奈は、今は抱いて抱いてと抱きつくのだ。…たまらなかった。


/ 818ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp