満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第21章 禁欲の果てに※【宇髄天元】
シャワーを浴びて着替えてから、
先生が作ってくれた朝ごはんを食べて、
血で染まってしまって汚したシーツを洗濯して、
ソファーでごろごろしたりした。
こんな長い時間先生と過ごせるなんて幸せ過ぎる。
先生の足の間にすっぽり収まったわたしは、未だ昨日の出来事に先生の顔を見れなく…
それをいいことに先生は頭をぐりぐりしたり、うなじにキスされたり、良いようにされていた。
「…もう身体は平気か?痛いとかない?」
とか優しく聞く。
「それは、はい、もう大丈夫なんですが…」
「うん?」
「まだ…なんか、入ってるみたい…」
ぽつ、と呟くように感想を言う、と、昨日のことが瞬時に思い出してしまって、カアアっと頬を赤らめてしまった。
わたしはなんてことを言ってしまったんだろう。
宇髄先生はわたしのその言葉を聞いて、ピタリと固まった後、ハアーーとため息をついた。
「へあっ?!先生?」
「……勃ったわ」
「えっ?!ちょ、当たってます!」
「ばぁーか当ててんだよ」
後ろから抱きしめられる。
そのまま先生はわたしの顔を強制的に向けさせて、恨めしそうな顔をした。
「…」
黙ってそのままキスされる。
「…せんせい?」
「昨日じゃ足りなかったみたいだわ」
「……え?」
「4年分だからな」
「、せ、せんっ…っ」
宇髄先生はパシっと私の手首をとり、ソファーにそのまま沈む。
「好きだよ波奈」
耳元でそう囁いて、真っ赤な顔のわたしを見下ろす先生はふっと笑う。その慈愛に満ちた先生の顔で、ぎゅっと胸が熱くなる。
そのまま先生の首に腕を巻きつけて、「私も大好きです」と言い、先生のキスを受け入れた。
終わり