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取り敢えずケーキが食べたいです【東卍夢(梵天)】

第13章 夏だ!海だ!水着だ!プライベートプールだ!【前編】


「がわ゙い゙ぃ゙い゙っっ!!」
「んふふ…春ちゃんにそう言って貰えて凄く嬉しい」
「栞、こっち向いて♡写真撮らせて♡」
「お嬢さん、1枚いくらで売りますか?」
「えっ?えっ?り、竜ちゃんいくらがいいと思う?いや、違う違う。そもそもお金別に取らなくても…?」
「大体1枚10万で良くね?」
「たっか!どんなぼったくりチェキ会!?」
「1枚10万で取り放題?安すぎねぇ?」
「それもそうか、じゃあ1枚100万。ほら三途、栞に支払え。現金でな」

とんでもねぇ灰谷兄弟に虚無になる私、そして本当に現金でドサドサと札束を私の前に差し出して来る春ちゃんがいて…誰でも良いからツッコめよ。と頭を抱えた。

「お金とか基本外に出ないし沢山物貰ってるから、先ずはしまって!」

ーーー

「ねぇ…春ちゃん、いつまで撮るつもり?」
「俺が満足するまで♡あぁ…可愛い♡はわわ♡無理♡尊い♡」
「栞ちゃ〜ん♡俺にもファンサして?♡」
「栞、こっちにも目線頂戴♡」

どうしてこうなった、そう携帯を片手に連射機能で写真を撮りまくる3人に笑顔を向け続けていたがそろそろ口角が限界を迎えていた。なので3人へ向けて投げキッスすると両手をパンッ!と叩いた。

「はい、もうこれでお終い!私、着替えて来るからね!」

あぁ…恥ずかしい、我ながら大胆な事をしてしまったと後悔する。顔が熱い、そんな熱を冷やすように手の平で頬に触れたり顔を扇いだりして見た。

「はわわわ♡」
「あれは…駄目だろぉ…♡」
「かわっ…もうアイドルじゃん♡」

私が部屋に閉じ篭もっている間、悶えながら屍と化していたとは知らなかった。因みに投げキッスの写真は放心状態だった為、皆が皆撮れておらずブレブレの写真だった事をここに記して置く。
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