第5章 代表選手
「お掛けなさい。」
私とシリウスは言われた通りソファーに座る。
「あの…マクゴナガル先生、お話しってパーティーのことですか?」
「えぇ。そうです。その通りです、Ms.クロフォード。」
「先生、俺最近何も罰則はくらってません。
参加するななんて言いませんよね?」
確かに最近はシリウスは罰則を受けてない。
私に構ってくれてるんだ♪
「えぇ、その逆です、Mr.ブラック。」
「「逆?」」
「あなた達二人はパーティーに出て、ダンス大会で踊るのです。」
「先生、失礼ですがそれはお断りさせていただきます。」
「俺も、サーシャが出ないなら出ません。
サーシャ以外の女とは踊る気ないんで。」
「Ms.クロフォード、踊ってくれたら特別に
アニメーガスの個人授業をしてあげましょう。
そしてMr.ブラック、出ないのであれば、あなたが途中で逃げた多くの罰則の続きをさせます。」
アニメーガスは私がずっとやりたかったこと。
受けたいけど…
「クロフォード、もしも仮にブラックが了解しても
あなたが踊らないのであれば彼は罰則の続きです。」
「そんな!どうしてですか?」
「あなたでないと彼は本気で踊らないからです。」
「…………」
躍りたくないけど…
踊らなきゃシリウスは罰則。
シリウスはたくさんの罰則を途中で逃げている。
大変なはず。
「わかりました。躍ります。」
「いいのか?」
「うん。シリウスが大変でしょ?
でも、シリウス以外とは踊らない。」
「わかった、先生、俺も躍ります。」
こうして私達はダンス大会に出ることになった。