第2章 幸せの日々
そしてシリウスの誕生日。
ジェームズ、リーマス、リリーの提案で
昼間にみんなでお祝いして、夜は私とシリウスで過ごすことに。
私からのプレゼントは犬のぬいぐるみだけ
昼間にあげることにした。
ラッキーなことに今日は休日。
朝早くみんな起きて男子寮のシリウス達の部屋を飾った。
シリウス達の部屋はリーマスとジェームズとピーターと同じ部屋。
「サーシャ、シリウスを起こして。」
「はぁーい♪」
「シリウス、シリウス、起きて!」
「んぅ…サーシャ…」
するとシリウスは私の腕を掴み寝たまま私を抱き寄せた。
あれ?
計画と違う…。
計画では私がシリウスを起こしてシリウスが
起き上がったらクラッカーを鳴らしてお祝いするつもりだった。
しかし、今、私はシリウスに抱きしめられ、
キスされている。
口の隙間からはシリウスの舌が侵入してくる。
「ちょ……しり…ぅす……」
息が出来ない。
シリウスの胸板を叩くとシリウスは私から離れる。
「もぅ!朝から…」
「ははっ、わりぃ。もっかいするか?」
にやにやと笑うシリウス。
シリウスは起き上がり私を抱き締めている。
どうやらみんなの存在に気付いてないようだ。
皆の方を見ようとしたがシリウスに包み困れているため、無理だった。
シリウスはまた私に口付けようとする。
「リリー、たすけてよぉ。」
「おぃ、リリーはいねぇぞ?二人だけだぞ?」
シリウスはにやっと笑ったがそれはすぐに消える。
「私ならいるわよ?変態黒犬くん?」
リリーがシリウスの髪を引っ張り、私から引き剥がす。
「いででででっ、リリー、いつか…ら…
お前らも…うわぁっ、ここ、どこだよ?」
シリウスはリリー達と飾られた部屋に驚いている。
「あははっ、シリウス、ここはシリウスの部屋だよ!」
「ジェームズ達は…?」
「僕らはずっとここにいたよ、パッドフット。」
「全く…、サプライズのためにサーシャに君を起こさせたのに…。朝から襲うとはね…」
「サプライズ?なんのだ?」
「シリウスの誕生日だよっ♪」
「じゃぁ…、あらためまして、シリウス、お誕生日…」
「「「「「おめでとー!!」」」」」