第1章 君は誰を見てるの?
「ねぇ、リリー。サーシャは好きな人いるの?」
「えぇ。いるわ。」
「それってシリウス?」
さすがリーマス。分かっているようだ。
「えぇ。そうよ。」
「そうなの!?気付かなかった!!」
ジェームズは気付いてなかったようだ。
「シリウスが好きな人いる?ってきいたらどうだろねーって話そらそうとしたから、
もしかしてって思ってね。」
「サーシャ、可哀想…。
シリウスに好きな子がいるって思って悲しんでるわ。」
「サーシャはシリウスの、好きな人が自分だってことに気付いてないもんね。」
「サーシャ、鈍感だしね。」