第6章 誕生日 ~緑間~
緑間side
今日は俺の恋人の誕生日だ
朝からの家に行ってそのまま泊まることになっている
女に対してプレゼントなど考えた事も無かったが
なんとか選ぶことも出来たし
今日のラッキーアイテムしっかり持っている
あれこれと考え事をしていればすぐに
の家が見えてきた
ピンポーン
インターホンを押すとまもなくして扉が開く
「いらっしゃい真ちゃん!!」
がでてきて、笑顔で俺を家の中へ案内する
初めて入る彼女の家に緊張しつつ平静を装う
「適当に座ってて、今飲み物持ってくるから」
「わかったのだよ」
リビングのソファに座って一息つく
しばらくするとがコーヒーを持って隣に座った
「はい、真ちゃん」
「ああ、すまない」
2人でコーヒーをすすりながらゆったりとした時間をすごす
「そうだ、まだプレゼントを渡していなかったのだよ」
ふとプレゼントのことを思い出してバックをあさる
きれいにラッピングされた小さな箱を取り出し
の小さな手に渡した
「誕生日、おめでとう」
はラッピングを取り、箱をあけた瞬間
目を輝かせて俺をみつめる
「真ちゃんありがとう!!本当にかわいい///」
俺がにプレゼントしたのは
の誕生石エメラルドの埋め込まれた指輪
はいろんな方向から指輪を見て
最後に俺を見た
「真ちゃんがはめて?」
少しだけ頬を染めた
「それぐらいお安い御用なのだよ」
の指に指輪をはめる
「ふふふ、結婚指輪みたいだね///」
そうやって笑う
を見て
不覚にも可愛いと思ってしまう俺は
相当彼女にゾッコンなんだろう