第4章 ヤキモチ ~紫原~
「大輝!!私キスするなんて聞いてない///」
「あー、まあ作戦に協力したご褒美ってことで」
作戦って何?
オレなんか試されてたのかなー
「悪者は一旦退場するんで、も頑張れよー」
峰ちんはそのまま体育館から出て行く
ちんは
ほっぺたを真っ赤に染めてオレに抱きついてる
何この子ー、
可愛いにも程があるでしょ
「ごめんね敦...私敦がヤキモチ妬いてくれたら嬉しいなって、大輝に相談してたの」
「ヤキモチ?」
「うん..まさか大輝がキスするなんて思わなかったけど///」
じゃあちんはオレに見ててほしかったの?
峰ちんとくっついてたのもオレのため?
ちんはオレの事嫌いになってないの?
いつもより強くちんをぎゅうって抱きしめる
体の奥から満たされる感じ...
お菓子をお腹いっぱい食べた時みたいな感覚
あー、しあわせ
「ちん、オレ独占欲強いからいっぱいヤキモチ妬くよ?それでも好き?」
「うん!!敦にならいっぱいヤキモチ妬かれたい///」
こんなちんの笑顔が見れるなら
ヤキモチ妬くのも悪くないかなー