• テキストサイズ

月夜の歌姫

第75章 カミュの秘密


なんて言おうか2人が考えていると突然悲鳴が響いた。
何事かと辺りを見回すと海から船がやってくるのが見えた。

「あの船は…まさか!?」

カミュは船を確認するとまた何かを思い出しそうになったのか頭を抱えた。

「カミュさん!!大丈夫です!?」

頭を抱え苦しそうに悶えるカミュにサランもしゃがむ。
そこへ聞きなれた声が2人を呼んだ。

「サラン!カミュちゃん!」

声のした方を見るとみんなが走ってこちらにやって来た。

「シルビアさん!みなさん!カミュさんがまた発作を。」

「あぁ、わかっている。港に来た船を見たか?」

グレイグが指を指して確認をした。

「はい、あの船を見てからカミュさんがまた苦しみだして…」

「あの船と言い、さっきの悲鳴と言いただ事ではないぞ!?」

そこへ神父も駆けつけた。カミュの苦しむ様子を見て心配そうにする。

「カミュ…。」

神父は何かを決めてブレイン達に港の方を頼むと言ってきた。

「カミュは私が何とかします。」

すると、サランも残ると言い出した。

「カミュさんは今、戦える状態ではありません。
2人に何かあった時、戦える私も残ります!」

「分かった。くれぐれも、気をつけるんだぞ。
何かあったらすぐに逃げるんだ。」

グレイグの言葉に頷く。

「サラン、カミュちゃんを頼んだわよ!」

走っていく仲間の背中を見送るとカミュを安全な場所へ連れていこうと神父に提案した。


/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp