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鬼姫

第5章 PRAY 5






高「おい…」


『晋助…』




晋助が私の部屋を覗き込んだ。


神威を見るなり少し驚いた顔をしたけどすぐにいつもの顔に戻った。




高「明日、幕府を潰す」


『……え』





幕府を潰す?


本当に世界をぶっ壊すとか言ってたけどなんだか漠然としていて、
なんだか現実味がなかった。



でも今…急に現実味を帯びてきた。




『地球をぶっ壊すって言っても、手始めに幕府からってとこ?』


高「ククッ…そうさ」


『明日っていきなりね』


高「もう鬼兵隊や春雨の準備は前から出来てた。お前が来るのを待ってたんだよ」


『…私を…?』


高「あぁ」



晋助は妖魅な顔で私を見た。


その目にはしっかりと怒りの色が見えていた。


早く明日になってほしいんだろう。


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