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【ツイステ】黒兎は駆け巡る *イベントストーリー

第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*





さすがに一般人を巻き込めないと思ったマレウスは魔力の収束をやめて問いかける


トレイ『あの猿は相当すばしっこいぞ。俺たちでは追い付けるかどうか..』


ジャミル『..大丈夫です。あの手の悪党の考えることなど、俺にはお見通しですから。俺達に盗みを働いたことを、後悔させてやります』












ユウ『、ありがとね。おかげで助かったよ』


『褒めて..』


ユウ『うん、えらいえらい。良い子だね。は良い子だ』


『んふふ..』














ジャミル『猿を操って、スリをさせるとは..大道芸人にしかできない芸当だ。だが、貴様の下らない悪巧みはここまでた』


?『あ、あんたは何者だ!』


ジャミル『面倒ごとが嫌いな、ただの従者だ』


盗みを働いていたのは、先程路上で芸を見せていた大道芸人だった。正体を見破られ、急いで別の道から逃げようとするが、そこにはケイトが立ちふさがり、更に裏道から逃げようとすればトレイ・マレウス・・カリム・グリムがそれぞれの道に立ちふさがり、完全に逃げ場がなくなっていた


ジャミル『この街を熟知しているのは、お前だけじゃない。裏道を使おうが、水路を小舟で移動しようが、撒かれたりはしないさ。この辺りに繋がる道は全て、凄腕の魔法士たちで塞いでいる。

逃げおおせられると思うな』


?『..こうなったら、力ずくで逃げるだけだ!痛い目にあわせてやるぜ!』


ジャミル『そっちこそ覚悟しろ。先輩たちのエスコートに観光案内..こっちは面倒なことをずっとやってきたんだ!スリごときで、これまでの苦労を水の泡にしてたまるものか!!!

この落とし前..高くつくぞ』


ギッと睨み付ける瞳に足がすくむ泥棒だったが、なんとか逃げ道のどれかから行けないかと見渡すと、ジャミルに背を向けて走りだし、とユウが立ちふさがる道へと向かっていった


?『女とヒョロい男程度なら楽勝だ!!おら、どきやがれ!!』


一方、逃がしたジャミルは泥棒の走っていく先を眺めながらニヤリと笑みを深めた


ジャミル『..良いのか?そっちを選んで。その道は..






















猛獣危険エリアだぞ?』


?『へ?』


『悪い人、許さない』


ユウ『ぶん殴ってやる』


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