• テキストサイズ

【東リべ】キャンパスライフ!

第5章 Find a model



ある日の放課後、私と三ツ谷くんは揃って先生に呼び出されていた。

「さん何かした?」
「こっちのセリフなんだけど。三ツ谷くん心当たりないの?」
「無い。2人で呼び出される心当たりは無い。」

1人だったらあるんかい、というツッコミは飲み込んだ。私も呼び出されたのがもし私だけだったら心当たりはゼロじゃない。



「三ツ谷、、2人でペアを組んだんだってな、聞いたぞ。他の先生達も今から2人が出品するコンペを楽しみにしていた。」

「「ありがとうございます。」」

「それでだ。異例ではあるんだが7月のコンペに出してみないか?今回のテーマは『水』だから比較的やりやすい方だと思う。ただ、準備期間が2ヶ月を切っているから…」

お互いに顔を見合わせる。
先生が言い終えるより早く、やらせてください!と口から出ていた。







「まだ心臓バクバクいってる。」
「オレも。怒られるのかと思って構えてたからさ。」

帰り道、興奮冷めやらぬまま駅前のファーストフード店に寄った。電車の短い乗車時間ではとても話しきれなかったのだ。

「どうする?スケジュール結構タイトになりそうだけど。」
「なんとかなるでしょ。とりあえずオレ何案か明日までに出してくるな。」
「分かった。私に何か出来ることある?」
「デザインが固まったらいっぱい働いてもらうからとりあえずいいワ。」
「了解、頼りにしてます。」

手帳にやることをリストアップしていく。ふと、重要なことに気づいてペンをとめた。

/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp