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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第3章 最悪の再会



『うっ』

気がつくと森の中にいた

『また森?
パターンの少ない…』

(でもわかる
ここはあの森じゃない)

起き上がって
葉っぱを払うと
地面に血が着いていた


(これって血痕?)

『一体誰の…』

血の跡を追っていくと

『あっ!』

小さな白い固まりが
横たわっていた

『っ大丈夫?』

(このこ犬じゃないよね)

『小狐……?』

くぅーん

『ま、待ってね』

(痛そう誰がこんな傷を)

見たところ刀傷のようなものだった

バックに入れてあった
傷薬を優しく塗って
包帯替わりのハンカチで固定する

『ごめんね
ちゃんと手当できなくて…
私も急に飛ばされてどこかも
わかんないし』

(でも放って置いたらまた
斬られちゃうかも)


『行くあてないけど一緒に来る?』

すると小狐ははむっと私の袖を噛んだ

くぅーん

『……そっか
よし、とりあえず人に道を聞こう』
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