第8章 彼等は
そんなトペトピとメーハクの間に金髪の男が入って止めた
「メーハクは鎌を持ち歩かないの!」
「…うん」
「トペトピは好き嫌いが激しすぎ! 前もカニ嫌いとか言ってたよね?」
「嫌いな物は嫌いなのです。 文句があるなら産んだ父と母に言って下さい」
「君を産んだのはお母さんでしょうが?」
「どうでもいいです」
そんな会話を交わしながら食事が進む
(…こいつ等、いつもこんな会話を交わしてたのか…?)
「美味しいですか?」
不意に隣に座っていた金髪の男がゾロに問いかけた
「あっあぁ…」
「それはよかったです。 不味いと言ったらメーハクに半殺しにされてしまいますからね?♪」
さらりっと言った金髪の男の言葉にゾロは嫌でもゾクッとした
「…む」
ぴくりっ、とトペトピが何かに反応した
「どうしました? トペトピ?」
「…来たようです、海賊が…」
その言葉にぴくりっとゾロも反応した
「おやおや…、来てしまったようですね? 残念でしたねゾロさん」
ニヤニヤと金髪の男は笑い始めた
「…お前、いい性格してるよな…」
本当に…
[彼等は]