第7章 悪魔の実の能力者
ゾロの言葉にトペトピは視線を横へとずらした
「…好きだった場所に、"拒絶"されてしまうよりはマシでしょう?」
「拒絶…?」
トペトピはそっと半分だけのピエロのような仮面を外した
「…そっちの頬にも入れ墨があったのか」
「…この入れ墨はマガタマを表しているのです…」
「…太陽と月の力と恵みを受ける事で幸運を呼ぶあれか?」
「そうです…。 しかし僕の両頬にあるマガタマは背中合わせ…
太陽と月の力も、恵みも受ける事も出来ない"忌み子"なのですよ僕は…」
そう言ってトペトピはピエロのような仮面をつけた
「…"これ"が原因か?」
「…"これ"が全てを壊したのか、それとも"僕"が壊してしまったのか分からない…」
トペトピは窓から空を見上げていた。 仮面をつけている側の横顔では、トペトピが一体どんな表情をしているのか分からない
[悪魔の実の能力者]